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肩掛け鞄を斜め

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肩掛け鞄を斜め

連日のニュースは そればかりになったが、
 私的には何事も無く 三日が過ぎた旬の半ば、 戊(つちのえ)日の午後。
 自主研究の時間なので、mask house 好唔好
 いつもならアトリエで絵を描いているか、
 不本意ながら図書室で調べ物をしているのだが、 どうも気分が乗らない。
 こういう時は、 無理をしないで 無精を決め込むにかぎる。

 テレテレ歩いていると、
 何処からか湧いてきた加太和布先生に いきなり鞄を渡された。
 重い。
「暇そうだから 鞄持ちをさせてあげる。
 鈴木愛がぼうっとしていて、 まだ使い物にならないのよ。
 しょうがないから あんたでいいわ」
「そんな勝手に……mask house 好唔好
「どうせ、 横着して帰るとこなんでしょ」
 すっかり帰り支度で、 肩掛け鞄を斜め掛けにしている私を じろりと睨んだ。
「さっ、 二丁目大学に行くわよ。 さっさと来なさい」

 胡枇の実芸術大学校の所在地は 南大町一丁目だが、
 二丁目にも大学校があって、 そっちは理数系の学部ばかりだ。
 ご近所なのに とんとご縁が無い。
 名前は控えめなのに、 中身と来たら 真秀良で一ニを競う優秀な大学校だから、
 足を踏み入れる気にさえならない。
 いったい先生は何をしに行くんだろう。

「コメダワラの作品を切り取った凶器が 判明したんだって。
 クリちゃんから連絡があったの。
 虚維も気になるでしょ。 ちょうどいいじゃない」
「気になりません」
 一応主張してみたが、 案の定一顧だにされない mask house 面膜 好用
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